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2009.10.31 (Sat)

上海の賃貸 続き

引越し先を見つけるために、賃貸を扱う不動産屋に行くわけなんだけど、私はこの過程がけっこう好きだ。自分の考える条件になるべく合う家を探す。よほど面倒くさがり屋の人は別として、これがけっこう楽しいという人は多いんじゃないかと思う。

引越し先探しのために、私はまずネットで調べる。日本でもネットで部屋を探せるサイトというのは色々あるが、中国のそれとはけっこう違う。家賃や間取りなどで検索できるというところは基本的に同じなのだが、やはり詳細で正確な情報となるとダメだ。端的に言えば、掲載情報に嘘が多い。

具体的には以下のとおり。


・写真が嘘。
部屋や建物外観の写真がそもそも偽物で、まったく違う部屋の写真を掲載している。どんな内装なのかとか、バルコニーからの眺めはどんなものかを見たいのに…。

・家賃が嘘。
嘘の場合はかなり安く書いてある。

・間取り図が嘘。
まったく違う部屋の間取り図を掲載している。

・部屋についての説明情報が超テキトー。
例えば、「交通便利」という文句は大抵の物件に記載してあるが、そもそも大抵の物件に記載してあるほうがおかしく、バス停さえ徒歩圏内にあれば地下鉄の駅がいくら遠くても「交通便利」となる。

・誇大表現が多い
これは完全な嘘とは言えない場合もあるが、中国人が日常的に使う誇大表現が多い。特に日本人からしたら、嘘だと言われても仕方ないだろう。「超いい部屋です」とか「最高の」とか、人それぞれの価値観で判断されるべき部分にも誇大表現をよく使う。


これらのことは、普通に行われていること。日本のサイトと比べていいところは…、残念ながらないかもしれない。

上海の不動産屋は、日本と同じように朝9時頃から夜まで開いているが、閉店時間が少し遅く、だいたい21時か22時くらいまではやっているところが多い。日本だと京王不動産のようなどっしり構えているところは早く閉まるようだけど、遅くまでやっているところもあるにはある。

上海の部屋探しのさい、不動産屋と部屋を見に行くことになるわけだけど、こちらではいちいち大家に問い合わせる必要がある。不動産屋に部屋の合鍵がないことも多いからだ。しかし、客への応対は素早く、大家への問い合わせも迅速だし、何件の部屋を案内してもらってもみんな嫌な顔ひとつしない。こういうところは同じ上海でもレストランの接客などとは大違いで、上海に来てからすでに50軒くらいの不動産屋を回ってきたが、私としては彼らの対応に不満を覚えることはほとんどない。

上海の不動産屋に掲示されている売値。現在の上海の不動産は、本来の価値を超えて高すぎる値段がついているものが多い。上海のマンション売り値
しかし、部屋案内のときに、少しでも距離があれば日本なら車で連れて行ってくれるが、こちらの基本は徒歩だ。急ぎ足で15分くらいのところでも平気で歩いて連れて行かれるから、自分で事前に目ぼしいマンションを調べて行かないと、効率の悪い部屋探しになる。しかし、たまに「車で行きましょう」と言われる。その「車」というのは上海市民の足の電動スクーターで、2人乗りしていこうという意味なのだ。たしかに乗ったほうが早いが、はっきり言って乗りたくない。自分で乗るならまだしも、この交通が滅茶苦茶な上海で後ろに乗るのは勘弁だ。

部屋の中を実際に見ると、日本のマンションと比べ全体的に作りが雑なことにすぐ気づく。最新のものはもっとマシになっているだろうけど、2000年代に作られた内のある程度の高級マンションでも、日本では売れないレベルだ。例えば、ドアの密閉度が低いし、戸棚の戸の整列具合も微妙にズレていたり、さまざまな部品の角度が均一でなかったりする。一番多いのは、隙間などに充填するときに使うシリコンの処理が汚いことだろう。

シリコンを充填したら、そのはみ出た部分はきれいに取り去るが、かなりの箇所でそれが怠っていることがわかる。シリコンがはみ出ていたりすると、そこはかなり掃除しにくいし、汚れがまとわりついたり、シリコンが剥がれやすくなるのでそこからの水漏れや害虫の侵入の原因にもなる。もともとキッチンの下やどこかの内側とか見えにくい場所は手抜きをしている場合が多いので、シリコンが原因で面倒くさいことになる場合が多いのだ。まあそんな細かいところは日本と比べているから目に付くわけで、中国人と同じ目線になれば気にならないのだろうが、そう簡単に同じ目線になれるわけもない。

上海では部屋の階数が高い部屋と低い部屋との家賃はほとんど変わらない。窓から見える景色も値段に入っているような一部の高級マンションは別だろうが、普通は高いところだろうが低いところだろうがおおむね家賃に影響はない。だから、2つの部屋が同じレベルの内装ならば、私は高い階に住みたいと思う。ただでさえ人が多すぎな上海だし、高層ビルが多くてあまり遠くまで見えない。できれば窓の外の景色だけは建物でふさがれたくない。

私が調べたところ、上海中心部で日本人が住むに耐え得る部屋というのは、だいたい2,300(約36,800円)元からだと思う。これで60平米ほどの1LDKが普通で、しかしその値段だと建物は比較的古い。外観としては日本人的には残念レベルだろうが、中は改装されている場合も多く、かなり探せばいい部屋もある。でも、日本人が見て「これならいいね」と思える部屋が簡単に見つかるというのは、だいたい3,500元(約56,000円)以上だろう。それ以下でもあるにはあるが、けっこう探さないと納得できるところを見つけるのは難しい。

上海では大家が購入時のゼロから内装を決めるのが基本。だから同じマンションでも部屋によって内装が大きく違う。同じなのは水周りの位置と間取りくらいで、すべての家具・家電はもちろん便器や浴室の器具やデザイン、キッチン自体も違う。このへんの問題は大家のセンスによって決まる。お年寄りが貸している部屋はやはり若いセンスではないし、若い新婚さんが貸し出している部屋はだいたいモダンな内装で家具の趣味もいい感じだ。だから、同じマンション内でも、空いている部屋はぜんぶ見せてもらうのがいいと思っている。まあ、実際にはそんなに何件も空いていないので、疲れはしないが、選ぶのが楽しい人にはおすすめの上海マンション探しだ
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