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2010.03.17 (Wed)

バレリーナのラテンダンスとは

先日の日本帰国時に、友人が参戦するのダンスコンペを見てきた。
「スーパージャパンカップ2010 全日本セグエ選手権大会・全日本選抜ダンス選手権大会」というちょっと長いタイトル。彼女が出る種目はライジングラテンのプロ部門。舞台は幕張メッセだ。他の種目も色々あったが、このライジングラテン部門が一番おもしろかった。

正直言うと、私は社交ダンスやラテンダンスなどの何かと決まりが多そうなダンス分野にはあまり興味がなかった。ブレイクダンスのようななんでもありなもののほうがとっつきやすいし、面白いと思っていた。しかし、友人がやっているようなダンスは、2人で踊るのが基本のようなので、相手との歩調やリズム、息の合わせ方など、ストリートダンスとはまた違う、2人1組ならではの繊細かつときにダイナミックな表現を楽しむことができた。

参戦した彼女は、もともとバレリーナとして厳しい練習の日々を送りながらプロを目指していたのだが、ある転機でプロのラテンダンサーとして歩んでいくことを決めた。29歳のときにイギリスロイヤルバレエ団に入ったプリンシパル吉田都さんのように小柄で愛らしい彼女は、舞台ではすごくかっこよかった。

そんな彼女の舞台をカメラに収めようとデジカメ持参で行ったのだが、撮影禁止とな。撮影許可を得るには1万円を頂戴しますということで、主催者側が肖像権の問題とか言ってるけど、1万円で特定の選手だけ撮らせるってことにはならないわけだろうし、肖像権の問題なら選手にバックもせず撮影許可料金だけふんだくるってのは、肖像権を守ってることにならないはず。しっかりビジネスしとりましたわ。

この日は実家近くでのネットカフェで朝まで色々と作業していたので、6時半頃出発したのだが、幕張まではかなり遠くて、朝の9時ぎりぎりに幕張メッセに着いた。というか、JR東京駅から京葉線までの乗り換えが遠すぎ。案内板に「京葉線まであと800メートル」ってね…。それで、コンペの全体スケジュールが19時くらいまで組まれていたようなのだけど、私は17時から下北沢で人と会う約束があったので、ギリギリの16時くらいまで粘ってた。というのも、彼女は第一予選から見事勝ち進み、準決勝までいったのだ。日本全国から出場する強豪たちを退け、これはかなりすごいことだ。

それで、準決勝が15時頃には終わったんだけど、決勝に残ったのかどうなのか決勝戦が始まってみないとわからないから、決勝戦もぜひ見ていこうと思ったわけだが、思い切り時間いっぱいまで粘っても始まらなかった。となりのおばさんに、ライジングラテンの決勝スケジュールを聞いたら、パンフレットを見せてくれた。ただでさえ全体スケジュールの進行が遅れていたうえ、決勝はまだまだ時間がかかるとわかったので、仕方なく会場をあとにすることにした。

あとでメールで教えてくれたんだけど、ちょうど私が見た準決勝までの勝ち残りで、決勝には進めなかったとのこと。決勝にいけなかったのは残念かもしれないが、彼女の勇姿を最後まで見られてよかった。次の機会こそ優勝をと意気込んでいた。ちなみに、私の買ったチケットは2番目に安い場所なのだが、チケットは5,000円もした。前のほうは2万円とかだから、それと比べればまだ安いのだが、ダンスチケットというのはけっこうするなというのが正直な感想。でも、ウリナリの社交ダンスクラブでやっていたような、迫力あるプロのダンスが見られるので、実際見たあとの感想としては、アリだと思った。

友人がこのような大舞台で活躍しているというのは本当に素晴らしい。自分ももっとがんばらなくてはという思いに駆られるし、何より前進するプラスパワーをもらえる。彼女のダンスは元バレリーナだけあって、バレエの長所を大いに活かした表現を取り入れているなと感じた。一つひとつの挙動が他の選手よりも切れがあったし、特にスピンやハイキック、音楽節目のアクセント部分でのまた割り(?)の動作にバレリーナとしての強みが出ていると感じた。動きが大きいのに速いのだ。

で、選手とは関係ないのだが、会場の席を自分の席じゃないところに移動している人がちらほらいた。別に対して目くじら立てることでもないと思ったのだが、目の前で堂々と、しかもかなり前の空席に移動してゆく…。みんなそれぞれ席の場所により差のある料金を払ってるのだから、そんなことやられたらアホらしくなるのでやめてほしいと思った。飛行機の中で空席に勝手に移動する中国人を毎度みかけるが、精神的にはそれと変わりない行動だろう。空いてるしいいだろうって。

私がトイレに立ったとき、上着だけ自分のとなりの空席に置いていった。戻ってきたら、なんと私の席におばさんが陣取っているじゃないか…。ま、別にいいかと思い、黙って隣の席に黙って座ってやるかと、私は1時間ほど「私の隣の空席」に。おばさんは「私の席」にというふうに、係員から尋ねられたら説明がややこしくなりそうな配置になっていた。だけど案の定、30分ほどすると私が座っている「空席」を買った人が席に来た。私は私の席に我が物顔で座っているおばさんに「ここいいですか?」などと、立場的に意味不明な気遣いをしつつどいてもらうことにしたのだが、おばさんは悪びれるどころか私の顔すら見ず無言で去っていった。中国人でもそりゃないよ…。

で、そんなプチイベントも味わいつつ、16時頃に幕張メッセをあとにして下北沢へ。やはり遅刻した。中国語スクールを経営している方とそのお友達と飲んだあと新橋へ。幕張の前日、一睡もしていないうえに、もう夜中0時を回っていたが、久しぶりに会う親友なので、時間とか疲れたとかは言ってられない。日曜の新橋という少し寂しい感じだったが朝まで飲み語った。結局50時間以上ぶっ通しのスケジュールをこなして家に帰ると爆睡。12時間くらい寝てしまった。今回の日本帰国時、10日間のうち3回もまったく寝ない日があったので、体にはきつい帰国となってしまった。最期のほうは危険信号ってことで幻覚が見えてくる。反省、でも充実した時間だった。会えなかった友達とは、次回にぜひ会いたいものだ。


・幕張メッセイベントホール
小雨の降る曇り空。あいにくの天気だったが熱いコンペだった。
幕張メッセ
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