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2008.10.01 (Wed)

中国国民は意識を変えられるのか

上海で転職するということはキャリアの積み重ねでもあります。アメリカなどの諸外国でも転職を重ねてキャリアを上げ、給料もどんどん上げていくというのは普通のことのようです。でも、まだまだ日本では一つの会社に長く勤めることがいいという風潮がありますね。一つの場所で10年も20年も仕事をできるということは、ある意味忍耐力があり、その場から認められているからこそ長く雇用されているということでもあります。

そういう見方もできますが、日本の場合は会社のほうも一度雇ったら解雇しない傾向が強く、日本企業の文化としても、解雇することはよくないという考え方もあるからでしょう。私はコストカットのためなどの、企業の利益を盛り返すための解雇には反対です。日本の会社は従業員とともに運命共同体ともいえる形でビジネスを行ってきました。日本の会社はいわば家族です。

日本の会社は従業員を大切にします。それは、仕事をするのは従業員であり、会社に利益をもたらしているのは従業員だからだということが、理解できているからでしょう。顧客を大切にすればいいものではない。顧客だけを重んじてみても、社員を顧みないような会社は悪い評判がたちます。そういう会社にはよい人材が集まってこなくなるでしょうし、自然とよい顧客もつなかくなります。

日本と中国では企業のあり方という点で、今の時点ではかなり考え方の違いがあると思います。それは、日本が中国の何十年も先を行っている先進国であるということにも原因があります。中国で会社を経営する社長さんたちは、まだ会社とはどういうものなのか、どうすれば巡りめぐって自分たちが幸せになれるのかというところまでは考えていない人が多いようです。

日本人と中国人の性格の違いからくる点でも、会社経営への姿勢は変わってきますが、まだ会社の社会的役割や従業員の大切さをあまりわかっていないことからくる認識の違いが大きいのではないでしょうか。給料を何か月も未支給だからと、会社に文句を言うと骨折するまでボコボコにされることもある中国。殺された人もいたようです。給料をわざとニセ札で支給する社長。こんなことをやる会社でも、仕事ができているということは、まだ中国は信用の2文字は必要のない社会だということの裏返しでもあります。

日本は信用で成り立っている社会です。信用は相手を尊重すること。相手を重んじることでもあります。中国には中国の文化や習慣があり、それに基づいて今の労働習慣もできているのでしょうが、これから世界の本当の先進国となるには、まだまだ直さなければいけないところが山積みです。それを全て直す必要はありませんが、すくなくとも中国に関係する外国人からも、今よりは信用される言動を意識できるような考え方を学ぶ必要があるのは間違いないことでしょう。

中国人と日本人とでは、責任に対する考え方が大きく違うようです。これはどっちが悪いとかいうことは置いておいて、基準そのものが違うんですね。よくあることで言うと、例えば時間の約束です。仕事約束で時間厳守というのは日本人の常識であり、それが守れない人は社会人としてあまりよくないということになります。しかし、中国人の多くは時間を守りません。30分や1時間くらいは平気で遅れるときも多々あります。

遅刻しても普通は謝りません。これも日本人からすれば驚きですが、彼らはまったく悪いこともしていないかのように普通にしています。遅刻することがあまり悪いことだとは思っていないところに原因があるのでしょう。ですから、謝りもしないし悪そうにもしないく平然と会話を進めるようなウルトラCができるのです。ここに責任に対する意識の大きな違いがあります。

これくらいはいいだろう。大丈夫だろう。気にする範囲ではない。
こういう感覚を持っているか何も考えていないかは知りませんが、とにかく、自分中心に世界は回っているわけではないということを、実際のこととして考えられていないということが、こういう端的な場面でも垣間見えます。確かに自分の都合も考えたいものです。でも、特にビジネスシーンではそれは許されません。中国では許されている傾向もあるようですが、もしもそれを改善し、中国企業の多くが、時間を守り、約束を守り、信用という2文字を外部から得るようになれば、きっと日本企業やその他の外資が驚愕するような中国企業が無数に出てくるはずです。

ここは中国。郷に入れば郷に従えという言葉もあります。それはもちろんその通りですが、中国がもっとよい方向に成長し、それとともに尊敬されるような国になるためには、やはり「信用」は不可欠です。いくら超大国になろうとも、誠実のない国民性では絶対に外国から尊敬されません。チカラだけ強大な国になってほしくない。質実剛健がいい。体だけでなく、心も大人になってほしいと思っています。

日本も以前は今ほどマナーがよくなかったと聞きます。経済もボロボロだったころもありました。でも、日本人は学びました。日本人には改善の精神があります。よくないところがあれば人々から指摘され、指摘されるとすぐに直します。日本経済の劇的復興と成長は、資源のなさから原料を輸入し、改善を繰り返した日本製品加工品を輸出することでなされたわけですが、勤勉であるとともに、素直で実直な国民性が日本経済の原動力だったとも言えます。

日本人が中国人よりもすべて優れた民族だとは思っていません。ただ、悪い点は直し、よい点は学ぶことは、さらなる大成長のためにも大きな原動力になるはずです。ほうっておいてもマナーはよくなるでしょうが、責任や誠意についても、もっと考えてみる時間をもつことは中国人自身にとって決して損はないことです。日本人と同じようにやる必要はありません。でも、今のままでは決して尊敬される中国にはなれないことも間違いありません。そうならないように、中国人一人ひとりが、少しずつ意識の持ち方を変えていくことを期待します。


朝の人民広場駅。日本以上のすごさ。日本だと、電車の遅延でホームに人があふれているときのような感じ。それ以上ですけどね。
人民広場駅 ホーム中央

こんな感じで、電車のドア前も乗る人でいっぱい。どこに降りる場所があるのかという感じですが、みんな強引に突破するしかありません。乗るときも戦争。。。
人民広場駅 乗降者
00:08  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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