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2009.10.09 (Fri)

上海・日本。ホントお世話になりました。

お世話になりましたって書くと、なんだかどこかへ行ってしまうような感じにも思える。でもそうじゃなくて、今までも本当にお世話になったし、これからもお世話になりますという感覚なのだ。

どういうことかというと、最近つくづく色んな人にお世話になったなぁと考えた。特にこの前の夜なんかは、ベッドの上で上海に来てからのことや、何年か前に働いていた職場のことを思い出して感慨にふけっていた。感慨にふけるだけでなく、それを心のパワーとして活力あるものにするのなら気持ちがいい。

私はいくつかの職業をやったことがあるが、今思ってもやはり勉強になることばかりだった。中でも苦しかったことが後の経験に重要なことは誰もがうなずけるところだろう。そのひとつに、工場系の仕事をやったときがあった。

そのとき入った職場の先輩が鬼軍曹だった。陸上自衛隊出身の強面。指導は厳しく、容赦ない叱咤が飛ぶ。歩くことは許されないし、常にBダッシュで移動。作業についても素早く、だがミスは許されない、って最初から無理だっつーの、なんて言い訳は問答無用だ。先輩の怒鳴り声があまりに大きいので周囲の同僚や他部署の人も驚いていたくらいだった。明らかに厳しくやり過ぎな空気が漂っていたが、やってやろうじゃないかという気迫もそういうところから生まれるわけだ。

当然、理不尽なこともしょっちゅうだった。3日間ですでに精神的にもかなりきつかったが1週間我慢した。毎日が精神的・肉体的追い込みだ。その先輩の指導は2週間だと聞いていたので、2週間は死んでも負けるかと思ったが、結局は地獄の4週間が続いた。

当時、実家を出て一人暮らしを始めたばかりだったので、ここで負けたら給料もないわけだし、一人で暮らすと決めたのだから絶対に負けるわけにはいかなかった。こういう感覚は、上海に来て一人暮らしを始めた外地人にも共通するものがあるんじゃないかと思う。だからとにかく鬼軍曹に負けるわけにはいかなかったし、それは明らかに自分に勝つということだ。

4週間してやっと先輩の指導が終わった。私としては、これがあと2週間続こうが絶対負けんと決めていたし、仕事もだいぶ慣れていたので、とくにほっとした感覚はなかった。その先輩は仕事中は本当に鬼軍曹だが、休憩中は普通に優しい。彼は私とポジションを交代してすぐに退職するということだった。つまり自分の後継者を育てるのが最後の仕事だったのだ。

4週間は本当にきつかった。でも、その先輩がとびきり厳しく教えてくれたおかげで、周囲のどの同僚よりも速く正確に仕事をこなせるスキルと姿勢を身につけることができた。指導終了の日、私は彼に「今まで教えてくださいましてありがとうございました。」と言った。彼は照れ笑いを浮かべながら、「君は今まで見てきた人の中で格段に動きがいい。これからがんばってね。」と言ってくれた。そりゃ、正直うれしかった。認められるってこういうことだなぁと。

それは私の人生のひとつの出来事に過ぎないし、社会的に見て特別なことを認められたわけじゃない。でも、そういう一つひとつの小さな成功体験や人から認められる経験、つまり何かをやってきたという実体験を積み重ねていくことで成長できるわけだし、自分に自信がつくもの。逆にそういうものが少ないと人間は自信がつきにくいと思うし、そういうものが少ないのに自信だけが先行しても意味がない。

その先輩だけでなく、そこの職場でも色々な人にお世話になったし、仕事をしていて本当に楽しかった。みんな真面目に働いていた。そこには、上海の職場には無かった一生懸命という言葉が存在した。することがないから仕方ない、というような腐った根性の持ち主はいなかった。会社も有言実行。みんなで働く楽しさを感じられることは大事なこと。肉体労働系の仕事はそこだけしかしたことがないが、本当に色々な人間模様を感じることができた大切な職場だった。

こんな感じで、自分のビジネスをやり始めたときも、実に多くの人に助けられた。今考えれば稚拙で恥ずかしくなるようなことも多々あるが、そういう苦い経験もまた大事なのだろう。今までの人たちとの交流があってこそ今の私がいる。いい方向へ行く、成長してゆくには人との出会いが大きなチカラになる。それはもちろんビジネスのためということだけでなく、心の豊かさは人との出会いから培っていくのだろうと思うから。だからこそ、みんなにありがとうだ。
13:08  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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