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2008.06.02 (Mon)

上海の公共マナー

上海にはじめて来る日本人が最初に違和感を覚えるのは、空港での係員の対応でしょう。まだ上海の街にも入っておらず、しかも空港という外国の人々を本来歓迎するべき場所にも関わらず、上海人たちは愛想の一つも浮かべずに収容者を扱うような態度で接します。もちろん、係員によりマシな人もいますが、その多くは目線すら合わせません。

本来の業務である管理という部分を除けば、サービス業である空港ですらそのようなていたらくですから、街に入ることは精神の修行に行くことにもなり得ます。上海の人々の会話というのは、周囲をはばからないほどの声の大きさで、上海語で話す人が多いですから、声の大きさと相まって、もともと粗暴な発音の上海語も粗暴さが増幅され、もはや野蛮の域まで達しています。これは、多くの日本人が感じるところの一般的な感覚でしょう。

日本は綺麗で清潔、人々も穏やかで静かです。そういうところに住んでいる人が上海に来たときに感じる違和感や衝撃は大きいものでしょう。日本文化が他の国の人にとっても全て良いというわけでもありませんし、中国以外の外国で、比較的マナーやサービスが悪い国もあります。でも、それは発展途上国や、経済的な面でまだまだな国や場所のことであって、中国の中でトップを走る上海という、すでに相当に発展している都会という現状を考えたら、明らかにサービスやマナーは反比例なほど低すぎるわけです。

中国、そして上海の人たちはとても温かくて良いが多いです。私も多くの人に感謝しています。しかし、彼らの多くは生まれながらにして、マナーやサービスが悪い環境に育っていますから、それが普通のことであり、違和感や反感も感じないわけです。しかし、そういう人でも日本に行ってみれば、自分の国がどれだけ良くないこと現状なのか、すぐにわかると思います。実際、私の知り合いは上海生まれの上海育ちですけど、彼女は日本で7年ほど仕事をしていました。日本に行く前は、上海のマナーやサービズレベルのことなんか、当然普通だと思っていたらしいですが、日本から上海へ一時帰国するたびに感じるのは、上海のマナーの悪さとサービスの悪さだそうです。

その彼女はこんなことを言っていました。
「日本へ行く前は自分の国のことをまったく普通だと思っていたけど、たまに上海に帰ったときは、上海はこんなにひどいところなのかと驚いた。こんなにマナー、サービスが悪いとは思ってなかった。これは、外国に行かなければ気づかないところだね。私のわがままも治ったし、上海にいる中国人は、日本に行ってみれば自分たちがどれだけひどいのかがよくわかると思う。」

彼女は日本で礼儀やマナーを自然と学び、他人へ配慮する気持ち、つまり思いやりの心も学んだようです。コンサルタント業社長の別の中国人女性がこういうことを言っていました。「今の中国に欠けているのは思いやりの心です。日本にあって中国には無いこういうことを、仕事を通じて中国の人たちに教えていけたらと思っています。」日本は世界一サービスがよく、親切な国だと評判ですけど、親切世界一の国とわざわざ比べなくても、中国に来れば思いやりの精神に欠けているところはすぐにわかります。思いやりの気持ちがあれば、他人の迷惑になることはできないし、お互いが身持ちよく過ごすための工夫もするというものです。もちろん、中国人も同じ人間ですから、温かい感情もありますし、親切にしてくれることもたくさんあります。

最近、日本ではこんな集計がありました。
電車内や駅での行動について、1,228人にアンケートをしたものです。
下記は非常に不快に感じる人の割合。

「電車内での携帯電話の通話」45%

「ヘッドフォンからの音もれ」48.5%

「ホームでの割り込み」や「混雑時、座席をつめないで座る」、「床に座る」をしたことがある人は、いずれも5%ほど。ただ「携帯電話で通話」をしたことがある人は、38.8%にも達した。

                   一部抜粋 参考:iMiリサーチバンク


ここで注目なのが「ホームでの割り込み」です。日本では5%ほどという結果ですが、上海なら90%くらいはいくと思います。上海では電車に乗るときは、ほとんど並びません。そのうえ、降りる人に対抗して乗り込もうとする人がほとんどです。これでは降りるほうも困りますし、乗るほうも苦労しますから、なんでそんな意味のないことをことをしているのか、本当に首をかしげてしまいます。まあ、電車のときだけではなく、レジに並ぶときでもどこでも、常に割り込みには気を使っていないと、おもしろいくらいにすぐに割り込まれます。

また、電話の使用についてですが、「38.8%にも達した」という表現を使っています。日本語でこの場合、「にも」というのは「予想外にとても多い」というような意味です。38.8%でとても多いのですから、日本人がどれだけ公共の場所でのマナーに対して敏感であるかわかるでしょう。これは上海なら限りなく100%に近いと思います。90%は確実に超えるでしょう。つまり上海の常識は日本の非常識なわけです。上海に来てから何回も見た、店員に対する外国人の呆れ顔。その原因はやはり諸外国では論外なマナーの低さとサービスの低さにあるのは間違いありません。

マナーと中国の文化は別のものです。ここは上海だからいいのだ、ということは国際都市としてすでに許されないところまで来ていると思います。そういうことも、中国政府もわかっているからこそ、北京オリンピックに向けて外国にできるだけいいところを見せようと、マナー向上も訴えていますし、繁華街に禁煙エリアを強制的に設置するなど、政府は自国のマナーの悪さを十分に認識しています。私はこれからの上海・中国は経済だけではなく、精神的にも外国から尊敬される国になればいいと願っています。


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