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2009.09.21 (Mon)

上海の金持ちを見た

先日、友達と飲みに行った帰りに、あるビルの前でひときわ怪しく存在感を放つ物を見た。それはロールスロイスのファントム・ドロップヘッド・クーペという車で、日本では5千200万円以上もする超高級車だ。たぶん上海ではもっと高いと思う。

ぴかぴかで艶々のロールスロイスはとてつもない吸引力があり、目を奪われた。カラーはレッドで、高質感あふれる大きなホイールと、フロントノーズからABCピラーにまで続く職人の手仕上げだというアルミニウムがなんともいえないラグジュアリー感を出していた。素直にかっこいい。欲しい。

上海では高級車を東京よりも多く見ることができる。例えば、BMWの7シリーズやベンツのMクラス、ポルシェのカイエン、アウディA8などの高級車でも、日本で新型クラウンを見るくらいの頻度でよく見かける。これらはみんな1千万円付近の車だ。特にカイエンは1日の見かける回数が多い。私のマンションの駐車場にも泊っている。とりあえず私としてはベンツのMクラスが一番欲しい。

この前なんかは、家の近くをジョギングしていたら後方から「ボボボボボボッ」って排気音が聞こえてきたと思ったら、フェラーリ430スパイダーだった。何年型とかはよくわからないけど、最近のモデルだろう。フェラーリにしてもやはり東京より上海のほうがよく見る。430スパイダーが行ったと思ったら、近くのプライベートクルーズショップ兼レストランで、フェラーリ愛好家フェアみたいのをやっていた。そこから3台の新型フェラーリが公道に出てきたときのかっこよさと言ったらもう…。

上海にいると、日本にいたときに感じていたような、憧れの高級車を見たときに感じる「いいなぁ」という気持になる感覚のハードルが高くなった気がする。こちらではフォルクスワーゲンのパサートも基本的にカローラくらいの大衆車だが、日本ではパサートでも、乗っていれば一応、余裕のある暮らしをしているようにも見えなくもない。しかし、あれはあれでまとまったいいデザインだし、かっこいいと思う。

それで、ロールスロイスを眺めていたら、保安がウロウロしていたので彼と話てみた。そしたら車のことについて話に花が咲いたので、一服しながらにしようということになった。日本では、警備員がまったく関係ない人と無駄話を、しかも外でタバコを吸いながらなんてあり得ない話だが、ここ上海では十分あり得るのだ。警察でも
タバコ吸いながら井戸端会議してるときもある。警備なのだからキチッとやらなければ、みたいに真面目に考えればあまりよくないのだろうが、私はそんな中国人のおおらかなところも好きだ。

話が長くなりそうだったので、コンビニにコーヒーとハイネケンを2缶ずつ買ってきて、保安の彼にあげた。案の定、最初は勤務中を理由に断っていたが、私が大丈夫でしょうと言うと、けっこうあっさり受け取った。ロールスが停まっている傍らの花壇の縁にすわり、乾杯をした。ロールスとハイネケンと俺達的コラボだ。

30分ほど話していると、ロールスの主人が戻ってきた。彼は5人ほど引き連れていて、ロールスのほかに3台に別れて乗車していた。その3台はすぐ隣に停まっていたベンツのBクラスとBMW7シリーズにイギリスのジェントルマン、レインジローバーの最新モデルだった。う~ん。みんな金持ちじゃないか…。

ロールスの主人は身なりがまず金持ちだった。アルマーニのようなどう見ても仕立てのよいスーツ。腕時計はダイヤモンド散りばめ系のピアジェのようだった。ピアジェの隣には純金の極太バングルがはめられていたのだが、金持ちオーラがムンムンの中にも意外にもさっぱりした印象を受けた。装着品はどう見ても本物感があった。

私が直に会ったことのある数億以上の資産を持つお金持ちというのは、邱永漢先生とそのほかに友達に1人いるくらいなのだが、こんなにも金持ちっぷりをモロに見せつけられたのは初めてだ。私はそこまで金持ちになりたいという気持ちはないが、かっこいいと感じた。正直、すんげー、と。

ロールスの主人より先に夫人らしきかなり美人な女性が、ロールスの後部座席に乗り込む。クーペなので少し乗りづらそうだったが、こればかりは仕方がない。ドアが開くと、モロに目の前に座っていた私のほうに、室内の本革シートのいい匂いと新車の香りが漂ってきた。ロールスの匂い、人生初…。たまらん。

いくら金持ちでもクーペに運転手をつけるアホはいないだろう。主人も運転席に乗り込んだ。直後!ドアが閉まった!自動で…。一部の超高級車で自動ドアがあるのは知っていたが、初めて見た。トヨタのフラッグシップカー、センチュリーの後部座席が自動なのはわかるが、クーペが自動で閉まるとは感動した。かっこよすぎる。ついでにタイヤ90度回転させて横方向に自動で動いたら最高だけど、そりゃ無理か。

しかし、こういう本物を見てしまうと、背伸びしてセンチュリーの型落ちとか、無理して新型クラウンやレクサスを購入していっぱいいっぱいというのが格好悪く思えてくるのだろう。私も20代前半はそのようなときがあったが、どんな車に乗っていようと、余裕がないのは格好悪い。車は買うだけなら難しくはないが、年間トータル維持費をちゃんと計算すれば、とりあえず自分にふさわしい車かどうかがわかるだろう。

ロールスが去ったあと、保安のリーダーの上海人のおっさん来た。おっさんは彼にこれからの人生について語っていた。家を早く買ったほうがいいだとか、もっと給料を稼げるようにしたほうがいいだとか。彼の給料1か月2千元だ。1週間に1日の休みで1日12時間労働。仕事自体は極めて簡単だが、2千元では貯金もままならないだろう。1か月に1000元は食費と生活費で出ていくと言っていた。家は無料の寮があるそうだが、ひと部屋に8人が一緒に住んでいるらしい。

ロールスロイスのファントム・ドロップヘッド・クーペは日本円で5千200万円以上だから、中国ではもう少し高くなるとして、人民元では400万元(約6千万円)くらいはするのかもしれない。保安の彼がそのロールスを買うには、どれくらいかかるだろうか。1か月に千元貯めるとしても、333年もかかる計算になる。私の場合だと、仮に1か月1万元貯めるとすれば、33年で買える。

・・・。机上の計算なので、実際買えるとかいう問題はさておいて、とにかく、生でロールスのドアの自動開閉を見ることができてよかった。上海には金持ちが多く、今でも増え続けている。日本はと言うと、逆に金持ちが減っている。バブリーな上海。バブル崩壊で終わりという話は中国については、今の時点では当てはまらない。まだまだ続く中国の活気あふれる成長をぜひその目でみてほしい。


ロールスロイス ファントム・ドロップヘッド・クーペ
写真だと迫力は伝わらないが、実際に見るとものすごい高質感がある。
ロールス
11:08  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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