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2009.04.28 (Tue)

日本衰退と中国の台頭

アメリカのゴールドマンサックスがBRICsについてのレポート、「Dreaming with BRICs」の2007年改訂版である「The N-11 More than an Acronym」というレポートを発表していた。

これによると、日本がGDPで中国に追い抜かれて世界第3位になるのは、2010年と予測されている。それから日本は、インド、ブラジル、ロシア、メキシコにインドネシアにも抜かれ、2050年の日本の順位は第8位になる。GDPで第1位の中国の1/10以下になることが予想されている。経済規模で世界第8位とは、現在の順位ではスペインと同じだそうなので、そのとき世界経済の中ではかなり地味な立場となるはず。

今後のGDPが、中国が4兆米ドル付近、日本が約4.2兆米ドルとなれば、日本が中国に追い抜かれるのは目前のことになる。というかすでに目前だ。2010年、世界経済が金融危機からどれくらい回復できるかはわからないが、中国がこのまま行くき、2007年ほどの9%成長を達成したとして、仮に日本がゼロ成長まで回復したとしても、GDPは中国が4.29兆米ドル、日本が4.26兆米ドルと逆転することが予想されている。

中国が発表する数字には、水増し分も含まれているという懸念が絶えないが、そういうことがあることを前提に考えても、日本が中国に追い越される日はもうすぐだということに変わりはないだろう。単純な言葉にすると、日本が中国の下になるというとだが、私はだからどうしたと思う。世界経済を客観的に見ている人ならば、そんなことは前からわかっていたことだし、そうなることで日本人の個人生活に特段の影響はない。

中国が日本の下になるというような報道は、日本ではあまりなされていないようだけど、ついこの前までバブルに浮かれ世界一の金持ち国民だと思っていて、何の根拠もなしに中国への優越感を抱いていたような人たちには衝撃的な事実かもしれない。日本人は確かに素晴らしい国民性を持っていると思う。私は日本という国も好きだし、その文化や職人魂にも尊敬の念を抱いている。他国の人間には真似のできない要素も持っているのが日本人だ。

しかし中国に追い越される。これはこれでいいじゃないかと思う。今まで通り生活して楽しくやればいいんじゃないかと。でも、日本人の性格からして、中国の下になるということにはけっこう大きな反感があるとはず。多くの日本人の中には「中国より上は当然」という感覚が当たり前のようにあるはず。それが逆転するんだから、言ってみれば非常識が常識になるわけだ。それを、社会的に日本国民がどう呑み込んでいくのかが大事な点だと思う。

日本人の特徴のひとつにあるのが自信のなさだ。それは控え目で謙虚だと映る場合もあるし、それでいい場面も日本の中では少なくない。でも、今回のように日本人の自信を裏付けているもののひとつである、世界経済での立場がひとつ下がり、しかも中国より下ということになれば、多くの日本人が自信を失う原因にもなりかねない。おいおい、日本人てそんなに自信ないのかよ、と言われればすべてがそうでもないと思うが、しかしそれは日本人が島国の民であるという点に原因があるのかもしれない。

日本人はひとつ大きな情勢変化があると、極めてそれに流されやすい。他国でもそれはあることはあるだろうが、多民族国家でもなく昔からずっと組んでいるチームのように。ひとつの出来事に対して起きる感情に全体が影響されやすく、それが社会的な動きを作ってゆく。ある意味、団結力があるとも言えるが、チーム日本というか集団としての動きが目立つのが日本人の特徴でもある。それは、やっぱり日本人が生きてきた生活環境によるところが大きいだろうし、それが良い面でもある。

でも、これからの世界経済の中で中国の下になり、それから先も日本がどんどん立場が下がっていくのを感じていかなければならない日本国民は、心理的にどんな影響を受けるのだろうか。私は日本じゃなくてもどこでも仕事してやろうという考え方だから、そういうことにはあまり感慨深いところは無いが、そうことになってくる日本人一人ひとりの心理が、チーム日本にどんな影響を及ぼすのかが少し気になる。

私の考えは、例え日本が世界何位であれ、すでに国のシステムは充実しているし、福祉の面でも死のうと思ってもなかなか死ねない国でもある。職がなくても生きていけるし、やる気があればフリーターでも充実した生活ができる国だ。そういう基盤をより改善・充実させて安心して暮らせる、日本ならではの国にしてゆけばいい。世界経済でけっこう下に落ちるといっても、日本が没落するというわけではないだろう。もう十分発展したし、成熟後の今、日本が目指す道は経済ではなく他にあるはず。

経済のほうはどん底まで行くというわけではないし、そこそこのところで安定させて
住みよい日本を作っていければそれでいいのではないだろうか。日本では物質的な豊かさを求める時代はとうに終わっている。人間と同じで、肉体はこれ以上の発展を望めないが、精神力は何歳になっても発展の余地があるわけだ。精神国家というと何か宗教めいてくるが、そういう今までとは違った、本当の意味で豊かな国づくりをしてゆけば国民も納得なのではないかと思うがどうだろう。それこそ今の中国には無く、中国がそういうステージを発見できるのはまだまだ先のことだ。そう、何よりも大事なのはその国に住む人々の精神だと思うのだ。
08:08  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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