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2009.02.23 (Mon)

邱永漢先生との出会い

邱永漢先生と初の対面を果たした。
邱先生の下で働いている、私の知り合いの方が連絡をくれて、「邱永漢と語ろう」という会を小規模で開くということだった。場所も上海だし、会費も考えられないような抑えた料金で開いてくださった。

邱永漢先生を知ってから3年ほど経つが、お会いしたことは無かった。邱先生は直木賞作家であり、著作もすでに400冊以上出しているうえに、日本とアジアで幅広く事業を展開している。また、一般的に有名なのは、「株の神様」というその昔にマスコミがつけた肩書きだろう。私も先生の株に対しての考え方には、大きく影響された。でも、すぐにわかったことは、先生には株よりももっと大事なことを教わることができるということだった。

先生はその昔、台湾の独立運動の先頭を切って、国連に台湾での国民投票の要望を出したことで、反逆者のような形で当時の台湾政府から追われ、捕まったら死刑だというところまで経験した行動派の人だ。

幸い邱先生の機転が効き、捕まらずにすんだのだが、その後、台湾に歓迎され、英雄として再び祖国に帰ることができたことは、当時の台湾に生きていた人には有名のようだ。以降、さまざまな助言で台湾の経済成長に大きく寄与し、今や中国大陸の発展にも大きく貢献している。

まず、中国の成都にある、イトーヨーカドーが入っている建物は邱先生の建物で、イトーヨーカドーはテナントということになる。また、その隣にあるのが成都の伊勢丹で、ここも邱先生の誘いで進出できた企業のひとつだ。邱先生が成都の市長さんらに頼まれて開発に着手するまでは、成都というのは、今の場所のようまでは栄えていなかったらしい。

しかし、今や成都のイトーヨーカドーは、本地の日本のイトーヨーカドーよりも売り上げを伸ばしており、日本で一番売り上げのあるイトーヨーカドーよりも成都のイトーヨーカドーのほうが売り上げが多い。つまり、イトーヨーカドーの中でトップの売り上げをあげている店舗が成都店ということだ。これには驚いた。

今回の会があった場所は、上海でかなり有名になってきた「田子坊」というエリア。ここは泰康路(tai kang lu)という道路に面しているので、泰康路といえば「田子坊」と同義語だろう。むしろ私のなかでは「田子坊」より泰康路と言ったほうがしっくりくる。

この「田子坊」の中には数多くのお店が密集しており、画廊、小さなアパレルブランドや雑貨屋、カフェやレストランが多い。観光地として先輩の新天地には大手系の企業や、資金力にものをいわせたような進出形態が多く、事前計画され整備されたショッピングモールのような感じだ。しかし、「田子坊」は、現在でも住民がいて、その住民から買ったり借りたりして店舗を出している。

だから、その風景は当然雑然としており、しかしそれが新旧入り乱れる上海のすごくいいところを代表しているような印象だ。「田子坊」は上海を知るためにはとてもいい場所のひとつだと思うし、私も好きな場所だ。

その「田子坊」の一角にある、「赤い靴」というコーヒーとスイーツのおいしいカフェで邱先生の会はおこなわれた。金曜の朝10時から開始ということだったが、平日にも関わらず社会人が大半を占めた。ほとんどスーツの方々で、私ももちろんスーツで参加したが、私服で来た人は少し気まずそうにしていた。参加した人にはそれぞれの理由があるだろうが、私は以前より先生のことを自分の貴人だと思っているので、私にとっては対面のときにはスーツ以外は考えられなかった。

30人の参加者全員が先生の前で3分間スピーチをして、最後に先生が40分ほどお話をしてくださった。先生のお話はとても興味深く、その話し振りを聞いていても、80歳をすぎても達者なことがよくわかった。私が好きな著書の一つ、「野心家の時間割」を持参して、先生にサインと一言をいただいた。しかも、私の氏名まで入れてくれたのには感激した。

先生はお話の中で、中国人と日本人の違いについて触れられていた。私もブログで書いているように、やはり日本人とは違うところが大きいということについて話していた。「例えば、中国人に、わかりましたか?と聞いて、彼らはわかりました、と言う。でも、あなたのわかりましたの意味と、彼らのわかりましたは違うんです。わかりましたとは、あなたの話している意味はわかったけど、それをその通りにやるとか、どうやるかまでには及んでいないんです。」ということを言っていた。

だから、中国人のそういうところを頭に入れないで約束後を進めていくと、話が違うじゃないかとなってしまう。これはもちろん私も経験がある。50回はあっただろうか。言ったことを実行しないことにはもう慣れた、というかそうならざるを得ない。そういう意味でも前の会社は私を成長させてくれた。まあ、できればもっと気持ちのよい方法で成長したいところだが・・・。

上海に来たことでとてもよかったことの一つ。それはもちろん邱先生と会えたことだ。東京にいても邱友会という会があるから、会えないということもないが、上海で会えたということに意義を感じている。また一つ、日本にいるだけではできない経験をさせてもらった。


会場の「赤い靴」。おしゃれでコーヒーもスイーツも美味しいことがいいですね。
赤い靴
00:08  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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